01健康な歯
歯周ポケット【1~2mm】
歯肉が引き締まっていて、歯磨きによる出血などがない。
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口内に存在する細菌は、塊になって歯に付着します。これが歯垢と呼ばれるもので、歯周病の直接的な原因となります。
歯垢は除去せずにいると固くなって歯石になり、歯磨きなどでは簡単に取れなくなってしまいます。
これが歯肉などの炎症を引き起こして歯と歯肉の間に隙間(歯周ポケット)をつくり、歯をグラグラさせていきます。
歯周病は体質によってもかかりやすさが異なるとされますが、歯磨きを毎日する習慣のない方や、歯並びが悪く歯を磨きづらい方は、歯周病になりやすいといえるでしょう。
また、糖分が高い甘い飲食物をよく摂取する方も、細菌の活動を活発にしてしまう食生活を続けているといえます。
さらに、喫煙や睡眠不足、運動不足といった生活習慣をおもちの方も、全身的なリスクファクターから歯周病へつながる可能性があります。
当院では、歯周病治療は、再生誘導療法のような高度先進医療の分野のみならず、虫歯からインプラントまで、すべての歯科治療の根幹を成すものである、という考えに基づいて治療を進めています。
さらに重要なことは、歯周治療において「完治した、治癒した」ということは絶対にありえない、ということです。
歯周治療において最も大切なことは、治療が終わった後の継続的メンテナンスです。
これができなければ、歯周治療のみならず、すべての治療は水の泡に帰すこととなるでしょう。
私たちは一連の治療期間中に、患者さまにそれを理解していただけるよう努力しています。
そして治療終了時には、患者さまそれぞれの歯周病に対するリスクがどこにあるのかを充分に検討し、必要と考えられるメンテナンスプログラムを個別に立案。
それを実行して、継続していただくことが最も重要であると考えています。
その継続が、長期にわたる “歯の保存”の必須条件と考えるのです。
歯周病の初期症状は、
多くの人に自覚症状がないため、
徐々に進行してしまいます。
重度になってから治療しようとすると、
改善するまで長引いたり、
抜歯しなければいけなくなったりするおそれ
があります。
そのため、歯周病は早期発見・早期治療が
求められる病気だといえます。
歯周ポケット【1~2mm】
歯肉が引き締まっていて、歯磨きによる出血などがない。
歯周ポケット【2~3mm】
歯と歯肉の境目に歯垢が付着している。歯磨きをすると出血することがあるものの、痛みは伴わない。
歯周ポケット【3~5mm】
細菌が歯周組織に侵攻し、歯肉がさらに炎症。歯を支える歯槽骨が溶け始めているが、まだ自覚症状が出ない人も多い。
歯周ポケット【5~6mm】
歯肉の炎症がひどくなる。歯槽骨が半分くらい溶けて歯が不安定になり、硬い食べ物をしっかり噛めない。歯と歯肉の間から膿が出る場合がある。
歯周ポケット【6mm~】
歯槽骨が半分以上破壊されている。歯が激しくグラグラしており、放置しておくと抜歯しなければならなくなる。通常の食事でも強い痛みが出る。
歯周病が進行し重度の状態まで達すると、骨を支える歯槽骨が溶けたり、歯周組織を破壊したりするおそれがあります。
そうした組織を再生するための治療として、歯周再生療法があります。
歯周組織を再生させる治療方法のひとつをご紹介します。
まず、患部の歯肉を切開し、歯根の表面に付着した歯石などを徹底的に除去。
清潔な状態にしたうえで、歯周組織の再生を促すための薬剤を塗布します。最後に歯肉を縫合して外科治療は終了です。
治療後、数ヵ月から1年ほどで機能的な歯周組織が戻ります。
歯槽骨が再生すると歯肉が盛り上がり、歯垢が付着しづらくなります。
また、歯肉が上がることで口元がきれいに見えるので、審美性も改善します。
こうした、より技術が要求される外科治療も当院で行なっております。
特に症状が重くお悩みの方は、ぜひお早めにご相談ください。